里モビ(山里向け超小型モビリティ)の使い方について、次世代自動車産業研究会の方と名古屋大・立命館大の先生・学生と意見交換をしました

 里モビ(山里向け超小型モビリティ)の使い方について、住民の方々8名と、地域と協力し合いながら車幅の狭い近距離型電動車の提供を目指す次世代自動車産業研究会(自産研)のメンバー有志11名、里モビの利用の可能性調査をしている名古屋大・立命館大の先生・学生と意見交換をしました。

 

次世代自動車産業研究会

http://isev.jp/index.html


   初めに自産研から「先駆け的な活動をされている住民の方々の生の意見を聞き今後の活動に活かしたくこの機会を作って頂きました」とご挨拶されました。
 質問としては、買うのがよいのか借りるのがよいのか?、何か仕組みがあるのか?、それとも安い車を作れば良いのか?、地元自治体としてどう関わっていてバス等今の公共交通機関ままではダメと考えているのか?、住民の方が使ってどう感じどうしたいのか?、その他走行距離、最高速度、ドアの必要性・・色々と活発な議論になりました。

 

里モビ互助会からリースで活用している方や初めて試乗で体験された方からは、
 ・70歳代女性:初めて乗ってドキドキしたが思っていたより簡単でしかも楽しいことが分かった
 ・運転免許を返納せずに里モビは乗れる限定条件付免許にしてほしい
 ・使い方を乗ってる人から聞きその良し悪しを共有し、所有かリースか判断するのも良い
 ・80.5歳、使い易いように屋根15cm、座席4cm高くして毎日乗って楽しんでいる、ボケ防止にもなっている
 ・都会と田舎の2車線道路では道路幅が違う。田舎はダンプがぎりぎり通れる道路幅でスピードも速い。

 ・里モビだと車幅が狭いので田舎の狭い道路幅でもすぐ避けられる。
 ・一番良いのは1メートルの車幅。タイヤ位置を目で確認できる。
 ・横2人乗りだと勘が鈍るお年寄りには辛い。縦2人乗りが良い。

 

里モビ互助会事務局からは「地域にあった移動手段が見い出せると意味がある。里モビで移動が縮まるが近くでことが済んだりコミュニケーションが増えたり近所でみんなで楽しく暮らせると良い」と説明をしました。

 

 豊田市山里では、すでに30台30数名がリース方式で里モビ互助会から借りて活用されています。これからは地域巡回の予約バスが必要になる前の時期に近場の外出手段として活用できるといいですね。